お知らせ

2025-02-09 14:08:00

令和7年1月25日(土)の午後から

埼玉県県民活動総合センター(けんかつ)で

全麺協首都圏支部主催による

指導員三級・二級に任用され指導技術の向上をめざす方

を対象とした「指導員技術講習会」が開催されました。

当倶楽部は、会場設営等を担当しました。

 

IMG_1916.jpeg 腰原支部長の挨拶

 

 

 

講習会は、まず第1講は、指導員一級の鈴木光雄氏による

「アドバイスチェックシートの解説と概要」で、

次に行われる「アドバイスシート活用による指導」前の

基本的な指導の考え方の説明がありました。

・各工程を理解し良い麺体が出来、均一に延され、

 高い切り揃え率でそばが打ちあがっていれば、

 作業のやり方は問わない。

・技術指導は画一的なそば打ち指導をするのではなく、

 個性や流儀の多様性を認めることが大切である。

それを踏まえた上で、「目標」に向かったがダメになった

「状態」の「作業」のどこに問題があったのかを受講生と

共に探り、一緒に解決策を考え、受講生が理解・

納得できるようにアドバイスできるよう

アドバイスシートを活用しようというものでした。

 

IMG_1918.jpeg 指導員一級鈴木氏による解説

 

 

 

次の第2講は、5組の二段位実演者と

デモ打ち指導者(三級指導員代表者)との

”技術指導”を各組受講者約20名のグループに分かれ、

アドバイザー(二級指導員)の元、受講者全員による

デスカッション(デモ打ち指導者のチェックをチェック)を

行いました。

ちなみに第2組目の我が組は、

実演者がしらこばと蕎麦打ち会(埼玉県)の松井さん、

指導者にさいたまそば打ち倶楽部北本(埼玉県)の私、平賀が

”技術指導”を行いました。

1kg玉の二八そばを打つのですが、

そば粉の半分の量の水(500cc)を用意するのかと思いきや

計量カップに380ccしか入れません。

もう、ここからいつもやっている北本と違う作業が始まって、

どうして、500ccを用意しないのかと聞くと、

1回目の加水量が多くも少なくもならないように決めているから

とのこと。粉の状態を確認しなくてもとりあえず1回目の加水を

76%と決めて確実にその量を入れ、その後の水廻しされた

粉の状態を見て、残りの120ccを計量し、次の加水量を

決めているようでした。

角出しでは、真ん中を延すのに片手を麺体に乗せ、その手の上に

もう片方の手を乗せていたので、また、どうして?と聞くと

両手を麺体の真ん中に乗せると角が変な形になってしまうから

ということでした。

肉分けも上下の部分を90度ふってから行うなど、

それぞれの工程が新しく見るやり方ばかりで、

こんなやり方もあるのかと感心してばかりでした。

そんなこんなで私の”指導”はほめることばかりで、

その後のデスカッションでは、

1箇所ではなく移動して見るべきだとか、

水の計量を分けてやるのは時間の無駄だとか、

加水の時に確かに天地返しをしていたが、

小さな粒が残っていたなど、

もっと、認定会で時間内に終わるよう、

的確に作業の問題点を指摘しなければいけないと

指導について”指導”されてしまいました。

他の組では、指導者が終始指摘・解説していたり、

実演したりしてもいたようですが。

 

 

第3講は、「粗挽きそば打ち実演と解説」です。

第2組は、さいたま蕎麦打ち倶楽部北本の川島さん(五段位)

による実演・解説が行われました。

五段認定用そば粉の1.5kgの十割そばが打たれていくのを

質疑応答を交えながら見学しました。

 

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 (HP担当 平賀 記)